千葉

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今日はどこへ行こうかと考えているとき、テレビに千葉県知事が映っていたので、なんとなく千葉に行くことにする。稲毛駅で降りて、海の方に歩いていくと、大きな松の植わった松原があって、近くには稲毛浅間神社がある。昔はこのあたりが海岸線だったのだろうが、今はその先が埋め立てられていて、公園に桜の木がたくさん植わっている。今日は、公園に隣接した千葉トヨペットの本社で桜まつりをやっている。この千葉トヨペットの本社の建物は、1899(明治32)年に日本勧業銀行(現・みずほ銀行)の本店として建てられたもので、大きな神社の社務所にでもありそうな、桃山式の純和風の建物である。もとは、都内に建っており、千葉に移築されてからは千葉市役所などに利用されたこともあるそうだ。桜まつりの会場で昼食をとりながら、しばらく満開の桜を眺める。

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稲毛のあたりは、かつては別荘地となっており、神谷バーで有名な神谷伝兵衛の別荘や、ラストエンペラーの弟・愛新覚羅溥傑が住んだ家が今も残るそうである。京成稲毛駅から京成線で千葉中央駅に移動し、県庁の前を通って、次は亥鼻公園に行く。ここは、戦国時代の亥鼻城の跡で、鎌倉時代から室町時代にかけては、源頼朝を助けた千葉介常胤で知られる千葉氏の館(千葉城)があった場所と考えられていた。しかし、最近の研究では、千葉氏の館は別の場所にあったのではないかとも言われている。今は、戦国時代の城とも鎌倉時代の館とも無関係に白亜の天守が建てられて、内部が郷土資料館になっている。ここには、学生のころに一度来て以来。多くの桜が植わっているので、天守の前に露店がたくさん出ていて、大勢の花見客で賑わっている。

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天守に上がった後、今度はバスに乗って、加曽利貝塚に移動する。加曽利貝塚は、ドーナツ形をした縄文中期の北貝塚と、馬蹄形で縄文後期の南貝塚からなる日本最大の貝塚である。千葉県は、日本で一番貝塚の多い県なのだそうだ。学者の要望を受けて、千葉市が保存を行ったため、貝塚一体は広大な公園になっている。北貝塚・南貝塚のそれぞれで、断面が見られる箇所があるほか、復元された竪穴式住居や、貝殻や石器、土器、人骨などを展示した博物館がある。小学5年生になった子どもは、歴史を少し勉強しだして、縄文時代にも少し興味が出てきたので、なかなか熱心に展示を見ている。帰りは、桜木駅から、懸垂式モノレールとしては世界一の長さという、千葉都市モノレールで千葉駅に出る。

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